NPO法人 視覚障がい者国際協力協会(ICA)

視覚障がい者の自立を目指して

あいか通信6号(2002年1月号)

             年末ご寄付のお願い

                           理事長  金 治憲

 今年は秋を通り越して急に冬に突入したような気がします。皆様はいかがお過ごしでしょうか。協会はお蔭様でゆっくりではありますが一歩一歩着実に進んでおります。

 今月は嬉しいご報告から始めることができ大変喜んでおります。実はインドネシアの「あいか治療院」が開業以来赤字続きでしたが、去る5月からようやく黒字に転じました。むろん開業時から見ますとまだまだ赤字ですが月単位にすると黒字になったということです。最近は毎月の集計を見るのが楽しみになってきました。少しずつではありますが累積赤字が減っていくということは本当に嬉しいことです。

 こうなって初めて私どもの目標であります「自立できる視覚障害者を一人でも多く育てる」ことが達成されるわけです。まだ安心できる状態にまでは至っておりませんので、引き続き気を引き締めて取り組んでまいりたいと考えております。 まずは現地のスタッフと会員の皆様に感謝の意を込めてご報告いたします。

 私は11月19日から29日までケニアに出張いたします。これは、フィリゴナさんの要望に応えて技術指導をするためです。私自身は2年ぶりのアフリカ入りですが、これを機会にその間の変化や現地の支援者たちの要望等を聞いてこれからの具体的な計画も立てたいと考えております。次号にいいお知らせが出来ればと願っております。

 今月は「年末ご寄付」をお願いする郵便振替用紙を勝手ながら同封させていただきます。協会では極力経費節減に努めておりますが、今月からは人件費も少し支払うことにします。理事会では「その額では生活できないだろう」との指摘もありましたが、誰よりも実情を良く知っている本人はかえって恐縮しておりました。

 このような皆様お一人お一人が集まって出来た団体が私どもの協会です。皆様のご好意に改めて御礼を申し上げます。

 長引く不況と超低金利が続く中、それに何かと物入りの多い年の瀬に「年末ご寄付」をお願いすることは大変心苦しいのですが、協会の存在意義と果たすべき役割をご理解の上ご無理なさらない範囲でご協力願えれば幸いです。

 

 これからますます寒さも厳しくなり、あわただしい年末を迎えますが、お身体にはくれぐれもご留意なさってどうぞ良いお年をお迎え下さい。

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            ICA治療院の技術指導を終えて

                           水戸市 賀川 友吉

 ジャカルタのICA治療院における技術指導は、2002年6月18日から24日までチビトゥンの本治療院において行われた。

 このICA治療院とは、皆さんすでにご存じのように、私達がインドネシア視覚障害者のために日本按摩により自立を目的として設立した治療院のことである。内容は中国式足裏の按摩法についてだった。講師は元教師ということで私、賀川が行った。

 講習生は、当初は地元の一般の視覚障害者を参加させることだったが、最終的には希望者がなく、日本のはり灸、按摩の免許を持つアグスさん(全盲)とイムロンさん(全盲)であった。

 指導方法は、患者の治療と並行して行ったので空き時間を利用して技術指導を1対1で行った。講義は2時間ほどの空き時間を利用して行った。この講義には、同行した金さん、荒木さんも参加した。この技術指導を空き時間を見つけては復習、反復し、その他、肩こり、腰痛の按摩についても指導を行った。

 また、治療院の運営、患者との接し方、赤字解消法について話し合いを持った。

 開業していても患者が増えなければ収入は上がらないので、金理事長は韓国語や英語の宣伝用のチラシを持っていき役所やお店、知り合いなどに配り宣伝に勤めた。どんな商売でもそうであるが、繁盛するときとそうでないときがあり、なかなか大変である。従業員には定額の給料は支払わなければならないし、また建物の修繕や器具の補充などしていかなければならないのである。

 聞くところによると、昨年はめったにない豪雨に遭い、雨漏りになり多額の修繕費が必要だったとか。しかし、これは心ある邦人の寄付等により何とか間に合ったとのこと、感謝である。また、思わぬ高額の電話代の出費があり、赤字を増やしているとのこと、現地で管理に当たる猪俣さんのご苦労は大変なものと感じた次第である。

 1日も早く赤字を解消して安定した収入が得られ、一人でも多くの視覚障害者が働ける職場になることを願う者の一人である。そして、日本や韓国、台湾の視覚障害者のように、この理療業で自立し、家庭を持ち、幸せな人生を歩むことを心から切望する。

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       ~韓国の暖かい島“チェジュ=済州”へ行って

            現地の視覚障害者と交流しませんか!~

 かねてよりチェジュ視覚障害者協会から福祉館開館式へ招待されております。そこで、来年3月希望者を募って行くことにします。現地では視覚障害者との交流と島内観光を予定しております。きれいな景色と美味しい海の幸を一緒に楽しみませんか。皆様のご参加をお待ちしております。

日時:20033月3日(月)から5日(水)(2泊3日)

行先:韓国チェジュド(済州島

 

**宣伝用チラシ作成***************************

協会のことをもっと多くの方に知っていただくために、簡単な宣伝用チラシを作成しました。会員増のために皆様のご協力を是非ともお願いいたします。必要部数をお申し付けくださればお送りいたします。

このチラシ作成に当たっては、会員の高橋千津子さんよりご協力いただきました。紙面を借りて感謝いたします