NPO法人 視覚障がい者国際協力協会(ICA)

視覚障がい者の自立を目指して

あいか通信92号(2017年5月号)

          ASAAVIK 治療院オープン           

                          理事長 金治憲 

 ここ何日か‘真夏日’と言われる日々が続いていますが、風はやっぱり爽やかな五月の風です。皆さまお元気でいらっしゃいますか。いつもご協力いただき、ほんとにありがとうございます。

 さて、この数年、日本政府開発援助の一つ、『草の根無償資金協力』による治療院建設を目指して来ましたが、この資金援助を受けるのは現地のNGOに限られていること、建設のための土地を用意できなければならないことが要件でした。しかし昨年、頼りにしていた現地NGOがケニアを撤退したこと、土地を借りる見通しも持てないことから、とりあえず、治療院建設は諦めることにしました。

 その後、賃貸で治療院に適当な部屋をさがしていたところ、今年3月のケニア訪問で、願ってもない好立地に賃貸の部屋が見つかりました。ラヴィントンのキタンガ・ハイツ・ヴィラと言うところです。ナイロビ在住の人たちに聞いてみると、いわゆる高級住宅地だそうで治療院にはとてもいい場所だとのこと。 セラピストたちともバスで行ってみました。大きなバス道路の脇の歩道も植え込みで区切られていて、きれいに舗装されており、バス停から治療院までは1・2分という近さ、視覚障害者が歩くには安心です。セラピストの中には自宅近くのバス停まで4kmほど悪路を歩き、バスを乗り継ぎながら訪問治療をしている人もいます。

 治療院の立地条件として申し分ない、とはいえ年100万近くの家賃は、私たちにとって大変な金額です。しかし念願の治療院です。彼らの実状に照らし2・3年間は、運営状況をみながら家賃を支援していきたいと決断しました。皆さまのご理解、ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

 

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 5月20日に治療院をオープンしたというメールがこの写真と共に届きました。

治療院(2階)前で ASAAVIK のメンバーと  宮城裕美子さん撮影

左から2人目:ヴォランティアのピーター・キムさん      

右から2人目:ヴォランティアのヘンリーさん

右から1人目:青年海外協力隊員、石島雄太さん。シクリ盲聾職業センター指圧講師として活躍中  

 

 彼らはスポーツセンター、ホテル、治療院などで働いた経験はあっても治療院運営については、ヴォランティアで手伝ってくださっている方々をも含めて、関わる全ての人が全くの素人です。彼らがここでどんな経験をし、何を学んでいくのかは彼ら次第、少なくとも彼らには集う場所ができたのですから、治療院としてだけではなく、これからASAAVIKの活動拠点としても十二分に活かしていって欲しいものです。

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            ケニアの食生活(続続続)

                           山平 健人

 最後にお勧めしたいのは、飲み物です。ケニアと言えば紅茶なのですが、実はコーヒーも非常に美味しいのです。最近のコーヒーブームでケニアコーヒーも結構知名度が上がってきているようですので、ケニアコーヒーを良くご存じの方もいらっしゃるかも知れませんね。コーヒーはブラック党の私ですが、ケニアのコーヒーは香りも良く、少し甘さを感じるような気がしました。ケニアのコーヒーは本当にお勧めです!ちなみにスワヒリ語でコーヒーは『Kahawa(カハワ)』と言います。 

 飲み物繋がりでもう一つだけ。 ケニアのビール『Tusker(タスカー)』もお勧めします。 タスカーは銘柄ですが、お店でビールを頼む際は、『タスカー、バリディ、サーナ』と注文してください。 『キンキンに冷えたタスカービールお願い!』という意味です。この『バリティ、サーナ』が非常に重要なポイントです。ケニアでは何も言わないと冷えていないビールが出てくることがありますので(笑)。 特に田舎では電気が無いので冷えていないビールが出てくることが多かったですね。ただ、何十人も入れるくらいの規模のお店や、お店が集まっている商店街のようなところでは電気が通じていたり、発電機を導入していたりして、冷えた飲み物がいただけるところもあります。

 この他にも、ナイロビやキスムの町中のカフェで食べたミートパイなども美味しかったのを覚えています。現在はテロの関係などで治安が心配ですが、観光などでホテルの料理を食べるだけでなく、実際に町に出て、現地の人たちの生活に触れながら、同じものを食べるというのはとても面白く、そして美味しい料理を食べることができます。これはケニアに限らず、世界中どこでも同じだと思います。

 もし皆さんがケニアに行かれる機会がありましたら、ぜひ町に出て、色々なお店に入って現地の人たちとの交流を楽しみながら、ご飯を食べてみてください。もちろん安全情報などは十分に確認し、危険な場所には行かないというのは大原則です。

 以上で長らく掲載いただきましたケニア体験記は終了となります。拙い文章を長期にわたり掲載いただき心から感謝申し上げます。少しでも皆様にお楽しみいただけておりましたら幸甚です。 皆様のますますのご発展、ご活躍を心からお祈り申し上げます。

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2013年3月から長きにわたって掲載させていただきました山平さんのケニア体験記がとうとう終了しました。さびしくなります。やっぱり実体験を綴られたものはおもしろいと、皆さんにとても好評でした。

また思い出されたことなどありましたら、単発でも是非御寄稿ください。

お待ちしています。 ありがとうございました。        

                               事務局

 

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            平成28年度 活動計算書

        

 

平成28年4月1日から平成29年3月31日まで

科目                金額(単位:円) 

 I

経常収入の部

1. 会費収入

2. 事業費収入

3. 寄付金収入

4. 雑収入

 

         110,000

           0

       3,623,700

            6,034          

 

経常収入合計

        3,739,734

 II

経常支出の部

1. 事業費

2. 管理費

 

        1,865,728

       3,864,930

 

経常支出合計

        5,730,658

 

経常収支差額

      -1,990,924

III

その他資金収入の部

                0

VI

その他資金支出の部

                0

 

当期収支差額

      -1,990,924 

 

前期繰越収支差額

        3,169,991

 

次期繰越収支差額

        1,179,067